感動して心を打たれた詩
地震後、しきりに流れている CM のなかで、 なんかいいなぁ〜って思いながらも、何処かで聞いた事あるような。。。
なんだっけ?そうだ!
小学生?中学生?それとも高校生の頃かな
教科書に載っていたのか、授業の中でしきりに読まされた記憶が蘇ってきた。
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「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。
「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。
「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
そうして、あとでさみしくなって、
「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
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たった一言で、人は微笑む。
自分がやさしく話しかければ、きっと相手もおだやかに答えを返してくれる。
ことばは、人から人へ「こだま」します。
人と人のやさしい会話のきっかけになることを願って作られた CM 。
いいなぁ。。。なんか心を動かされる詩です。そう!
恥ずかしながら、金子みすゞさんの詩だという事を調べて
やっと思い出しました。
代表的な詩が、有名な「わたしと小鳥とすずと」です。
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わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。
わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。
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お子さんを持つ人なら、一度は耳にした事があるはずです。
NHKの「にほんごであそぼ」で歌にして唄われている詩。
そう言えば、朝の忙しい時間帯にテレビから流れるあの歌に合わせて
唄っているわが子を見て、「いい詩だなぁ〜。。。」って心を打たれて
暫く聞き入っていた時の事を思い出しました。
最近、ほんとに涙もろくなって、こんな詩を聞いただけでジーンとなったり、
虐待のニュースをテレビで見て涙が浮かんでやりきれない気持ちになったり、
いつからだろう?多分子供が産まれてからだろうと思う。
もうすぐ娘の幼稚園で卒業式があるんだけど、涙を浮かべてそうでやばい。。。
それぞれが、みんな違っていて当たり前。
それに優劣は無いということ。
それぞれが持つ、それぞれの違いこそ素晴らしいのだということを、
これほどうまく、表現した文章はないと思います。
金子みすゞさんは一児の母親として、壮絶な人生を送りながらも、
多数の詩を残し、若くして命を絶ったそうです。
この機会に、みなさんも金子みすゞさんの詩を読んでみて下さい。
あなたが一番心を打たれた詩は何でしたか?
- 2011.03.26 Saturday
- 子育て
- 17:48
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- by 【Puolukka】